大分県はかぼすの生産量全国1位で、全国で9割以上の生産量を大分県が占めています。本記事では、大分県の特産品のかぼすを使った名物「かぼす胡椒」を紹介します。かぼす胡椒と柚子胡椒の違いや、かぼす胡椒は何に使うか?など、かぼす胡椒に関する情報をお伝えします。
かぼす胡椒と柚子胡椒の違い
かぼす胡椒は、かぼすの皮を摩り下ろしたものと、青唐辛子と、塩を混ぜ合わせて作ります。さらに、かぼすの果汁を加えることもあります。
柚子胡椒も、かぼすの皮の代わりに柚子の皮を摩り下ろす違いだけで、基本的な作り方はほぼ同じです。
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使用する青唐辛子によっても味わいは変わりますが、かぼす胡椒と柚子胡椒の味の違いは、かぼすと柚子の味そのもの違いになってきます。
かぼすは酸味の元であるクエン酸が柚子よりも多く含まれていますが、甘味成分も含まれているので、酸味と甘味のバランスがとれた柔らかな味わいが特徴です。
柚子はかぼすよりも甘味が強く、青柚子は酸味と苦みも強いという特徴があります。そして、柚子の皮には「ユズノン」という特有の強い香り成分が含まれています。
かぼす胡椒と柚子胡椒の味の違いをまとめると、かぼす胡椒は酸味と甘味が調和された味わいがあり上品な香りです。柚子胡椒は酸味と甘味と苦みが合わさった複雑な味わいで香りが強いという違いになります。
かぼす胡椒は何に使う?
かぼす胡椒は上品な味わいなので、様々な料理の薬味として使うことができます。たとえば、水炊き、湯豆腐、しゃぶしゃぶ、鍋料理などの薬味として使うと素材の味を活かしながら、さらに美味しくいただけます。
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かぼす胡椒は肉料理でも魚料理でも相性抜群です。焼き鳥に直接付けて食べても良いですし、ワサビの代わりに刺身につけても美味しいです。かぼす胡椒は香りが上品なので、白身魚など繊細な味の料理に使っても、素材の風味を損なうことがありません。
その他には、そばやうどんの薬味としてかぼす胡椒を使っても良いですし、かぼす胡椒が名物の大分県では、かぼす胡椒を味噌汁に入れて食べることもあります。
柚子胡椒は使ったことがあるけど、かぼす胡椒は使ったことがないという方は、この機会に是非かぼす胡椒を試してみて、その違いを堪能してみてはいかがでしょうか。
大分県名物「かぼす胡椒」
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