秩父のご当地グルメ「わらじカツ丼」は、わらじのように大きなカツがご飯にのっているのが特徴です。それではわらじカツ丼には、何肉のどこの部位が使われているのでしょうか。本記事では、わらじカツ丼の発祥や特徴について紹介します。
秩父名物「わらじカツ丼」の発祥と特徴
わらじカツ丼の発祥は、埼玉県秩父郡小鹿野町にある飲食店「安田屋」で生まれたとされています。安田屋で提供するメニューは「わらじかつ丼」のみで、以前は「かつ丼」という料理名で提供されていました。
安田屋で提供するカツ丼、どんぶりからはみ出すほど大きな2枚のカツがのっているのが特徴で、それを見たお客がまるでわらじのように大きなカツだと言ったことが、わらじカツ丼の名前の由来になっています。
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安田屋のある小鹿野町を横切る国道299号は、群馬・長野方面へ抜けるツーリングコースになっており、わらじカツ丼はライダーたちを中心に全国的に知られるようになりました。
秩父名物のわらじカツ丼は、揚げたカツを醤油ベースの甘辛いタレにつけて、カツを卵でとじずにそのままご飯の上にのせるのが特徴です。
甘辛いタレがしみ込んだ衣はサクサクとした食感で、豚肉を大きく延ばして揚げたカツは薄く仕上げられているので、意外とあっさりと食べられます。
「わらじカツ丼」は何肉のどこの部位を使う?
秩父名物のわらじカツ丼は、わらじのように大きなカツが特徴ですが、いったい何肉のどこの部位を使っているのでしょうか。
結論から言うと、わらじカツ丼は豚肉を使用しますが、どこの部位を使うかは店舗によって違います。
わらじカツ丼の発祥店とされる安田屋のわらじカツ丼は、豚ロース肉が使われています。小鹿野町内でわらじカツ丼を提供する店舗としては、安田屋に続く老舗店の「鹿の子(かのこ)」では、豚ヒレ肉を使用したわらじカツ丼が提供されています。
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同じく小鹿野町内の飲食店「元六」では、豚ロース肉と豚ヒレ肉を1枚ずつのせた、わらじカツ丼が提供されています。
わらじカツ丼にのせるカツは、豚肉を叩いて薄く延ばすの基本ですが、元六では豚肉を薄く切り開いて大きなカツにしているのが特徴です。
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