栃木県さくら市喜連川のご当地パン「温泉パン」は、なぜ商品名に「温泉」と付いているのでしょうか。本記事では、温泉パンの名前の由来や、美味しい食べ方について紹介します。
温泉パンの食べ方
温泉パンは、温泉ぱん株式会社が手掛ける栃木県さくら市喜連川のご当地パンです。温泉パンのパッケージの裏面には、温泉パンの食べ方について次のようなことが記載されています。
一、レンジで温めると旨い。
(温め過ぎると硬くなる場合があります)
一、スライスしてオーブンで焼くと香ばしく旨い。
一、ミルクに浸すと不思議と旨い。
一、もちろん、そのままでも十二分に旨い。
(引用元:温泉パン パッケージ裏面 いろいろなお召し上がり方)
以上の内容に、温泉パンをレンジで温め過ぎると硬くなるとありますが、温泉パンをレンジで温める時間は、600Wで20~30秒ほど温めるのが目安です。温泉パンをレンジで温めると、しっとりもっちりとした食感が際立ちます。
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特に「くるみ」や「ごま」を生地に練り込んだ温泉パンは、スライスしてオーブントースターで焼くと、香ばしさが増して美味しくなります。
温泉パンは、もちろんそのまま食べても美味しいですが、元祖温泉パンは味付けされてない素朴な味わいなので、ジャムやクリームなどを塗ったり、ハムとレタスを挟んで食べても美味しいです。
温泉パンは、「チョコバナナ」や「メープルキャラメル」など、いろいろな味の温泉パンがあるので、食べ方をアレンジしなくても、十分に美味しい温泉パンの種類もあります。
温泉パンはなぜ温泉?
温泉パンが作られた栃木県さくら市喜連川は、「喜連川温泉」で知られる温泉街です。とは言え、温泉パンは喜連川温泉の蒸気を利用して作られているわけではありません。
それではなぜ温泉パンは商品名に温泉と付いているのでしょうか。温泉パンの公式サイトには、温泉パンの名前の由来について次のようなことが記載されています。
温泉パンは温泉のお湯を使用していませんが、先代が町会議員議長として町長と共に温泉掘削に深く関与したため、その湧出記念として「温泉パン」と命名されました。(引用元:温泉パン公式サイト 会社案内)
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喜連川温泉が湧出したのは、1981年(昭和56年)のことです。もともと温泉ぱん株式会社は、「合資会社 旭堂」という社名で、学校給食用の食パンやコッペパンの製造・販売を行っていました。1955年(昭和30年)頃に、当時の職人たちが余ったパン生地を丸めて焼いておやつに食べていたものが、現在の温泉パンの原型とされています。
温泉パンは、温泉ぱん株式会社が運営する「本社・直営店」「道の駅きつれがわ店」「宇都宮一条店」の他にも、栃木県内のスーパー(温泉パンを取り扱っていない店舗もあります。)などで購入することができます。現地に行けない方は、温泉パン公式サイトの通販をご利用になられると良いでしょう。
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