名古屋と山口のういろうの違い!固くなったらどう食べる?

ういろう(外郎)は、日本のいくつかの地域で食べられている和菓子ですが、その中でも名古屋と山口のういろうが有名です。名古屋のういろうと山口のういろうは、使われている原料の違いにより、それぞれの食感と味わいが異なります。本記事では、名古屋と山口のういろうの違いについて解説していきます。記事の後半では、固くなったういろうの食べ方についても紹介しているので、合わせてご覧ください。

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名古屋と山口のういろうの違い

名古屋のういろうの特徴

ういろう,名古屋,山口,違い,固くなったら,画像1

名古屋のういろうの主原料は米粉です。米粉に砂糖と水を加えて混ぜ合わせた生地をせいろで蒸し上げます。その後、外気で冷ましたういろうを包丁で切ってくのですが、名古屋のういろうと山口のういろうでは、弾力性に違いがあります。

名古屋のういろうの元祖は、1659年(万治2年)創業の「餅文総本店」で、餅文総本店のWEBサイトには、名古屋のういろうの弾力性のこだわりについて次のようなことが記載されています。

これを外気で冷やし包丁を入れるが、包丁がすっと入るようでは不合格。つまり鋭い刃も受け止める弾力性とねばりがなければならない。ういろに直角にあてるとちょうどゴムのように平面がくぼむ。(引用元:餅文総本店のWEBサイト

名古屋のういろうは、弾力のあるもっちりとした食感が特徴です。一口食べるとお米の優しい甘さが感じられます。

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名古屋のういろうといえば、日本一の販売量を誇る青柳総本家の「青柳ういろう」ですが、通常の白砂糖の他に、黒砂糖、抹茶、小豆(上がり)、さくらなど、様々な味のういろうが販売されています。

餅文総本店 ひとくち生ういろ(10個入り)

青柳総本家 青柳ういろう(5個入り)

山口のういろうの特徴

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名古屋のういろうは米粉を使うのに対し、山口のういろうはわらび粉を主原料としています。山口のういろうにわらび粉を使う理由については諸説ありますが、一説によると、当時はお米が貴重だったため、その代わりに山口で多く生産されていたわらび粉を使うようになったと言われています。

山口のういろうは原料にわらび粉を使うことで、名古屋のういろうよりも柔らかく、プルプルとした食感が特徴です。この弾力性の違いが、名古屋と山口のういろうの違いになります。

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山口のういろうの作り方は、わらび粉、砂糖、水を混ぜ合わせて生地を作り、それを蒸し上げてから食べやすい大きさにカットします。

山口のういろうも名古屋のういろうと同様に、白砂糖、黒砂糖、抹茶、小豆などの種類があります。山口のういろうは、甘さ控えめで上品な味わいが特徴です。

山口 ういろう(6個入り)

ういろうが固くなったらどう食べる?

ういろうは米粉やわらび粉を主原料としているので、寒いところに置いておくと固くなってしまいます。そのため、ういろうは常温保存が基本なのですが、冬の時期はどうしても固くなりやすいです。

日にちの経過や気温により、ういろうが固くなった時は、500Wの電子レンジで2分くらい加熱することで、蒸したてのようなふっくらとした食感に戻ります。加熱後のういろうは外気で冷ましてからお召し上がりください。

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