広島県厳島(宮島)名物の「もみじ饅頭」とは異なる食感の「生もみじ」という新名物があるのをご存じでしょうか。本記事では、生もみじともみじ饅頭の違いや、「揚げもみじ」がいつから販売されているのかについて紹介します。
「もみじ饅頭」と「生もみじ」の違い
「もみじ饅頭」の特徴
もみじ饅頭は、明治後期に広島県厳島(宮島)の和菓子職人が考案した焼き饅頭です。
もみじ饅頭の製法は、小麦粉、卵、砂糖、ハチミツを原料としたカステラ生地をモミジの葉を模した型に入れ、その中に餡を包み込んで焼き上げます。もみじ饅頭の外側はフワフワのカステラ生地で、中はしっとりとした甘い餡が入っているのが特徴です。
生地の中に包んだ餡はこし餡が基本ですが、チョコやクリーム、抹茶など、様々な味のもみじ饅頭が販売されています。
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「生もみじ」の特徴
生もみじは、広島市にある菓子製造メーカー「にしき堂」が、2009年(平成21年)に販売開始した広島の新銘菓です。
見た目は、従来のもみじ饅頭と似た形をしていますが、一口食べてみると食感の違いに驚きます。
生地に米粉を使用していますので、もちもちとした食感となっています。広島県産の米粉や北海道産小豆など、素材のこだわりから生まれた上品な味わいは「ザ・広島ブランド」として認定されました。(引用元:にしき堂WEBサイト 広島新銘菓 生もみじ)
普通のもみじ饅頭はカステラ生地が使われていますが、にしき堂が手掛けた生もみじは、餅粉や米粉、卵などを配合した、もちもち食感のお餅で餡を包んでいます。
つまり、もみじ饅頭と生もみじの違いは、もみじ饅頭はカステラ生地のフワフワ食感で、生もみじはもっちりとしたお餅生地の生食感という違いになります。
生もみじに使用している餡は、こし餡、粒餡、抹茶の3種類です。こし餡には柚子風味が施されています。
にしき堂の生もみじが認定されている「ザ・広島ブランド」とは、広島の優れた特産品を広島市が認定する制度です。生もみじは、その他にも数々の賞を受賞しています。
「揚げもみじ」はいつから販売されているの?
揚げもみじとは、通常のもみじ饅頭に衣をつけて油で揚げたもので、広島県廿日市市宮島町の名物になっています。
揚げもみじは、宮島町にある和菓子店「紅葉堂」が、2001年(平成13年)から製造販売しているご当地グルメです。
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揚げもみじは、その場で食べられるように、竹串で刺した状態で販売されています。お土産として買って帰るというよりは、揚げ立ての揚げもみじをその場で食べるのが好まれています。
揚げもみじは、紅葉堂本店および支店で買うことができ、なかでも紅葉堂弐番屋では、熱々の揚げもみじを冷たいソフトクリームにトッピングしたアレンジ商品「揚げもみソフト」も販売されています。
にしき堂 生もみじ こし餡・粒餡・抹茶餡(15個入)
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