徳島ラーメンは、「白系」「茶系(黒系)」「黄系」の3つに分類されるご当地ラーメンです。本記事では、徳島ラーメンの何系が何味なのか、3系統の特徴について紹介します。
徳島ラーメンとは?
徳島ラーメンの最大の特徴は、甘辛く煮込んだ豚バラ肉が麺の上にのっていることです。豚バラ肉の脂と甘辛いタレが、スープに溶け込んで、時間が経つにつれて味の変化を楽しむことができます。その他の具材は、ネギ、メンマ、モヤシなどが使われています。徳島ラーメンにはストレートの中細麺を使用し、通常の麺よりも短いのが特徴です。
大抵の店舗では、生卵とライスがトッピングできます。徳島ラーメンに生卵を割り入れて、まるですき焼きのように食べてるのが徳島流です。
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徳島ラーメンという呼び名は、徳島県徳島市に本店を置く「中華そばいのたに」が1998年に新横浜ラーメン博物館へ出展した際に徳島ラーメンと呼ぶようになりました。これをきっかけに徳島ラーメンが全国的に知られるようになりましたが、地元民は、徳島ラーメンのことを「中華そば」や「支那そば」と呼ぶことが多いです。
徳島ラーメンは、戦後間もない1949年頃に屋台から自然発生的に広がっていったご当地ラーメンです。そのため、店舗ごとに様々な味のラーメンがあり、これらのスープの違いから「白系」「茶系(黒系)」「黄系」の3系統に分類されています。それでは、徳島ラーメンの何系が何味なのか、3系統の特徴を紹介していきます。
徳島ラーメンは何系で何味?
「白系」の特徴
白系の徳島ラーメンは、見た目が白濁したいわゆるとんこつラーメンの白系です。豚骨ベースに薄口醤油または白醤油などで味付けしています。白系の徳島ラーメンの店舗が小松島市に多いことから、小松島系と呼ばれることもあります。
「茶系(黒系)」の特徴
茶系(黒系とも呼ばれる)の徳島ラーメンは、豚骨スープに濃口醤油またはたまり醤油で味付けした、濃い茶色のスープが特徴です。
徳島ラーメンが全国的に認知されるきっかけになった「中華そばいのたに」の徳島ラーメンが茶系なので、一般的に徳島ラーメンと言えば茶系の印象が強いです。茶系の徳島ラーメンの店舗が徳島市に多いことから、徳島系と呼ばれることもあります。
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「黄系」の特徴
黄系の徳島ラーメンは、鶏ガラや野菜などで出汁をとって薄口醤油で味付けした、薄い黄色のスープが特徴です。黄系の徳島ラーメンの店舗が鳴門市に多いことから、鳴門系と呼ばれることもあります。
徳島ラーメン(東大 4食分)
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