岡山県笠岡市のご当地グルメ「笠岡ラーメン」は、全国的にも珍しくチャーシューに鶏肉を使用することで知られています。本記事では、笠岡ラーメンの特徴と、「朝ラー(朝からラーメンを食べること)」におすすめな名店を紹介します。
笠岡ラーメンの特徴は?
笠岡市観光協会が運営するWEBサイトでは、地元のご当地グルメである「笠岡ラーメン」の特徴について次のようなことが記載されています。
豚ではなく、鶏のチャーシュー
鶏ガラベースの醤油味のスープ
斜めに切ったネギがたっぷり
ベーシックにメンマがのる率高し
(引用元:笠岡市観光協会WEBサイト 笠岡ラーメン)
笠岡ラーメンの最大の特徴は、豚肉のチャーシューではなく、親鶏を醤油で煮込んだ「煮鶏(にどり)」を使用している点です。煮鶏をラーメンの具材として使用するのは全国的にも珍しく、笠岡ラーメンの煮鶏は歯応えがある食感が特徴です。
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岡山県などの中国地方の一部や、関西地方、九州地方などでは、鶏肉のことを「かしわ」と呼ぶことから、笠岡ラーメンに使用する煮鶏のことを「かしわチャーシュー」と言うこともあります。
笠岡ラーメンの麺は細麺ストレートが基本です。笠岡ラーメンのスープは、鶏ガラで出汁をとって醤油で味付けしています。このスープは、昔ながらの中華そばを思わせるような、どこか懐かしい味です。笠岡ラーメンのスープは、鶏ガラだけで作るのが基本なのですが、それに魚介スープを合わせた笠岡ラーメンもあります。笠岡ラーメンの具材は、ネギやメンマなどのシンプルなものが使われており、ネギは斜めに切るという特徴があります。
笠岡市を含む井笠地区では古くから養鶏が盛んで、笠岡ラーメンの原料となる親鶏が安く入手できる環境にありました。また、井笠地区では、浅口市を中心に備中手延べ麺などの製麺業が盛んであることが、笠岡ラーメン誕生のきっかけになっています。
朝ラーするならこの名店!
岡山県の南西部に位置する笠岡市は、瀬戸内海に面した港町です。早朝から働く漁師たちを中心に、笠岡市では「朝ラー(朝からラーメンを食べること)」文化が根付いています。笠岡ラーメンは鶏ガラ醤油のあっさり味が特徴なので、朝から食べても美味しいです。
笠岡ラーメンの発祥は、戦前に開業した「斎藤」というお店が元祖とされています。元祖の店「斎藤」は1994年に閉店していますが、その味を受け継いでいるのが笠岡市中央町にある老舗店「中華そば 坂本」です。
「中華そば 坂本」の営業時間は、朝9時半頃にオープンし、午後2時頃にはスープ切れで終了することが多いです。
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もっと早くから朝ラーしたい方には、笠岡市笠岡にある「山ちゃん」というお店がおすすめです。「山ちゃん」の営業時間は、朝6時頃にオープンし、午後2時頃にはスープ切れで終了することが多いです。
ただし、「山ちゃん」の営業時間は、日によって変更することもあるので、事前にお店のX(旧Twitter)の投稿をチェックしてから行った方が良いです。
笠岡ラーメン(3袋/6食入)
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