鳥取県中西部には、豚骨でも鳥ガラでもなく、牛骨で出汁をとった「牛骨ラーメン」というご当地グルメがあります。本記事では、鳥取「牛骨ラーメン」はどんな味なのか?そして、牛骨ラーメンと豚骨ラーメンとの違いは何なのか?など、牛骨ラーメンの特徴について紹介します。
鳥取「牛骨ラーメン」はどんな味?
一般的なラーメンは豚骨や鳥ガラの出汁をスープに使いますが、鳥取県中西部のご当地グルメ「牛骨ラーメン」は、その名の通り牛骨で出汁をとります。牛骨ラーメンは牛骨のゲンコツ(牛の太ももの骨)を使用し、これを長時間煮込んで出汁をとります。
牛骨ラーメンは、醤油牛骨や塩牛骨、牛骨ちゃんぽんなど、店舗によって味のバリエーションがあるので、どんな味なのかは一概には言えませんが、牛脂特有の甘味とコクのあるスープが特徴です。たとえば、霜降りの牛肉を食べた時に脂が甘いと感じることがありますが、その甘くて香ばしい牛脂がスープに溶け込んでいる感じです。
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焼肉店などでテールスープを飲んだことのある方でしたら、牛骨からとった出汁がどんな味なのか想像できるのではないでしょうか。牛骨ラーメンのスープは、たとえるなら、すき焼きの汁で作った締めの料理を食べた時のような、甘くて香ばしい後味が口の中に残ります。
鳥取県中西部の牛骨ラーメンの麺は中太ちぢれ麺が主流で、具材はチャーシュー、卵、メンマ、ネギ、モヤシ、かまぼこなどが使われます。
牛骨ラーメンと豚骨ラーメンの違い
豚骨ラーメンも牛骨ラーメンと同様に店舗によって味に違いがあるため一概には言えませんが、一般的な豚骨ラーメンは、スープが白濁していてとろみあり、クリーミーで濃厚な味わいです。
牛骨ラーメンも白っぽいスープですが、豚骨ラーメンほど白濁しておらず透明に近い感じで、比較的サラサラしているという違いがあります。
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濃厚でドロドロした豚骨ラーメンは、豚骨特有の獣臭さを感じることがありますが、牛骨ラーメンにそのようなものを感じることはほとんどありません。
牛骨ラーメンの味をたとえるなら、まるで牛肉100%のハンバーグやステーキ、またはすき焼きを食べた後のような、牛脂の甘く香ばしい後味があります。この味わいが豚骨ラーメンとの違いです。
牛骨ラーメンの発祥については諸説ありますが、戦後間もない頃に鳥取県米子市から誕生したとされています。その代表的なお店が鳥取県米子市の「満洲味(ますみ)」です。名店「満洲味(ますみ)」の味を生麺で味わる家庭用牛骨ラーメンがあるので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
鳥取・牛骨ラーメン 満洲味(生麺)
鳥取県に本店を構える牛骨ラーメンの名店「香味徳」の銀座店のみで味わえる限定メニュー「鳥取ゴールド」の乾麺とカップ麺が販売されています。ご家庭で牛骨ラーメンを手軽に味わいたいという方はこちらをご覧ください。
牛骨ラーメン(乾麺)
牛骨ラーメン(カップ麺)
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