広島県の湯来町はこんにゃく芋の生産が盛んです。そのため「子持ちこんにゃく」という珍しい特産品があります。子持ちこんにゃくは、その名の通り卵が入ったこんにゃくなのですが、何の卵なのでしょうか?そして、子持ちこんにゃくは生で食べられるのでしょうか?本記事では、子持ちこんにゃくの食べ方や、子持ちこんにゃくを元に作られた「オオサンショウウオこんにゃく」について紹介します。
子持ちこんにゃくは何の卵?
広島県湯来町の特産品である、子持ちこんにゃくに使用されている魚卵は「ししやもの卵」です。こんにゃくの原料となるこんにゃく芋の精粉(せいこ)に、ししやもの卵を混ぜて作られています。弾力のあるこんにゃくの歯ごたえと、プチプチとしたししやもの卵の食感が味わえるのが特徴です。
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子持ちこんにゃくは生で食べられるの?
子持ちこんにゃくは製造過程で茹でているので、混ぜられているししやもの卵は生の状態ではありません。ですから、冷やした子持ちこんにゃくを刺身のようにスライスして、そのまま食べることができます。子持ちこんにゃくはすでに味が付いているので、そのまま食べても良いですが、濃い味が好みの方は、「わさび醬油」や「からし」をつけて食べても美味しくいただけます。
子持ちこんにゃくをごま油でさっと炒めると、刺身とは違った香ばしい味わいになります。お好みで醤油や七味唐辛子で味付けすると、とても美味しいです。
広島県湯来町の特産品「子持ちこんにゃく」
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地元の高校生が考案した「オオサンショウウオこんにゃく」とは
湯来町を流れる水内川は、天然記念物のオオサンショウウオの生息地になっています。このことを全国にPRすることを目的に地元の高校生が考案したのが「オオサンショウウオこんにゃく」です、
オオサンショウウオこんにゃくは、湯来町の特産品の子持ちこんにゃくをオオサンショウウオの形に成形して、出汁しょうゆで味付けしたものです。魚卵が入ったこんにゃくの見た目がオオサンショウウオに似ていることから、SNSなどで話題になっています。
オオサンショウウオこんにゃくは、天然記念物のオオサンショウウオと地元の特産品の両方を全国にアピールできるご当地グルメです。
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