全国のご当地焼きそばの中には、焼きそばの上に目玉焼きをのせる地域があります。通常は焼きそばの上にのせていない目玉焼きをお好みでトッピングするのではなく、初めから目玉焼きがのっているご当地焼きそばを紹介していきます。
焼きそばの上に目玉焼きをのせる地域は?
焼きそばの上に目玉焼きをのせる食べ方は、全国各地の飲食店や家庭料理で行われているので、地域を特定することは難しいですが、ご当地グルメの中では、秋田県の「横手やきそば」と宮城県の「石巻焼きそば」が、焼きそばの上に目玉焼きをのせることで知られています。
【秋田県】横手やきそば
横手やきそばは、秋田県横手市発祥のご当地グルメで、焼きそばの上に片面焼きの目玉焼きがのっているのが特徴です。横手やきそばは、秋田県の名物と言うよりも、横手市周辺の地域で食べられているご当地焼きそばです。
横手やきそばの上にのった目玉焼きの黄身をお箸で崩すと、トロリと流れ落ちた黄身が濃い目のウスターソースと絡み合い、濃厚な味わいになります。
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一般的な焼きそばの麺は、縮れた蒸し麺を使うことが多いですが、横手やきそばの麺は、茹でたストレートの角麺を使用し、茹で麺ならではのモッチリとした食感が楽しめます。また、横手やきそばの付け合わせは、紅ショウガではなく福神漬けを添えるのが特徴です。
横手やきそば(4人分)
【宮城県】石巻焼きそば
石巻焼きそばは、宮城県石巻市を中心に食べられているご当地グルメで、焼きそばの上に目玉焼きをのせたものを提供しています。
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石巻焼きそばの最大の特徴は、調理する前の生麺が元々茶色いということです。石巻焼きそばの麺は、やや粘りの弱い中力粉(普通粉)を使用し、これを二度蒸し上げることで茶色の麺になります。二度蒸しされた麺は、一度蒸しよりもふっくらとした食感になるのが特徴です。
石巻焼きそば(2人分)
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