山梨県富士吉田市に古くから伝わる「吉田うどん」は、非常にコシの強い麺と、うどんに茹でキャベツや馬肉をトッピングすることで知られています。吉田うどんを提供する飲食店に行くと、必ずと言っていいほど、テーブルの上に「すりだね」という調味料が置かれています。本記事は、吉田うどんに使用するすりだねについてや、吉田うどんのいろいろな食べ方について紹介します。
吉田うどんの「すりだね」とは?
すりだねとは、山梨県富士吉田市を発祥とする辛味調味料で、富士吉田市の名物の吉田うどんや、山梨県内でほうとうを提供する飲食店に行くと、大抵はテーブルの上にすりだねが常備されています。
すりだねは、一味や七味唐辛子をベースに、胡麻や山椒などを混ぜ合わせた辛味調味料で、これを薬味として吉田うどんやほうとうにかけて食べます。
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すりだねの作り方は、店舗や製造元によって異なり、お店によって様々な味のすりだねがあります。たとえば、すりだねに使用する材料を油で炒めたり、胡麻をすり潰したり、ラー油や味噌を加えたりと、各店で独自の製法で作られたすりだねが提供されています。
すりだねは、赤唐辛子がベースになっているので、吉田うどんにたくさんかけると結構辛いです。吉田うどんを食べている途中で味変したい時に、すりだねを吉田うどんにかけると、より一層美味しくいただけます。
吉田うどんの食べ方
吉田うどんの基本的な食べ方は、茹でたうどんを冷水でヌメリをとってから、鰹節や煮干しの出汁を醤油、味噌、または醤油と味噌の合わせで味付けした汁でいただきます。吉田うどんの具材は、茹でたキャベツやゴボウなどの野菜や、油揚げ、甘辛く煮た馬肉などを使用します。
店舗によっては、甘辛く煮た馬肉の代わりに豚肉を使用することもあり、馬肉や豚肉をトッピングした吉田うどんは、「肉うどん」というメニュー名で扱われることがあります。
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山梨県では、吉田うどんを温かい汁でも、冷たい汁でも食べることがあります。特に夏場は、冷やしやつけ麺スタイルの食べ方が好まれています。
冷やし
冷たい麺を冷たい汁で食べる。
つけ麺
温かい汁に冷たい麺をつけて食べる。
湯もり
茹でた麺を茹で汁ごと器に入れて、その上から鰹節や醤油をかけて食べる。
吉田うどん3人前(つゆ付き)
すりだね
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