芋煮と豚汁の味付けは何味で、何肉を具材に使うのでしょうか。本記事では、芋煮と豚汁の味付けや具材の違いについて紹介します。
芋煮と豚汁の違い
芋煮と豚汁の違いは、芋煮は山形県や宮城県など東北地方を中心に食べられている郷土料理で、豚汁は全国各地で親しまれている家庭料理ということです。
芋煮は、その名の通り芋がメインの煮込み料理で、この芋とはサトイモのことを指します。芋煮は地域によって味付けや使用する肉の種類が異なりますが、サトイモは共通の具材です。サトイモは長期保存が可能なので、スーパーでは一年を通して購入できますが、サトイモの旬の時期は9月から12月頃です。この時期になると、芋煮が食べられている地域では、河川敷などの野外で大きな鍋を囲んで芋煮会をするのが季節の行事になっています。
芋煮に使用する主な具材は、サトイモの他に、肉、こんにゃく、ネギ、ゴボウ、キノコ類などがあります。
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一方、豚汁は、家庭料理なので各家庭でお好みの食材を使います。豚汁は冬季に体を温めるために食べる機会が増えますが、豚汁は季節を問わず一年中食べられる料理です。ですから、豚汁には年間を通して手に入りやすいジャガイモを使用することが多いですが、冬季にはサトイモを使うこともあります。
ジャガイモやサトイモ以外で豚汁に使用する主な具材は、肉、大根、ニンジン、こんにゃく、キノコ類、厚揚げなどがあります。
豚汁という名前からも分かるように使用する肉の種類は豚肉です。そして、豚汁は味噌で味付けするのが一般的です。芋煮は地域によって味付けが何味か、何肉を使用するかが異なるので、このように味付けや具材の違いが芋煮と豚汁にはあるのです。
芋煮の味付けは何味で何肉を使う?
岩手風芋煮・・・醤油味/鶏肉
山形庄内風芋煮・・・味噌味/豚肉
山形村山風芋煮・・・醤油味/牛肉
宮城風芋煮・・・味噌味/豚肉
福島風芋煮・・・味噌味/豚肉
(参考資料:全日本芋煮会同好会 芋煮マップ)
以上の内容が東北地方の芋煮の違いです。岩手と山形の内陸地域(村山地方など)を除くと、ほとんどの芋煮の味付けが味噌味で豚肉を使用していることが分かります。他の具材の違いはありますが、味噌味で豚肉を使用するのは豚汁と同じです。
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東北地方以外では、島根県津和野町でも十五夜の観月会に芋煮を食べる習慣があります。愛媛県大洲市では、芋煮と同様の食べ物を「いもたき」と呼んでいます。
島根と愛媛でも使用する芋はサトイモです。豚汁のようにジャガイモを使用することはありません。山形県中山町、島根県津和野町、愛媛県大洲市の3地域の芋煮は、日本三大芋煮と呼ばれています。
【内陸版】山形の芋煮 醤油味 320g×3
【庄内版】山形の芋煮 味噌味 320g×3
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