ハンバーグを焼く際に膨らみ過ぎてしまったり、ひび割れて崩れてしまったという経験はありませんか?そもそも、ハンバーグを焼くとなぜ膨らむのでしょうか。本記事では、ハンバーグを焼くと膨らむ理由と、ひび割れて崩れる原因について詳しく解説していきます。
ハンバーグが膨らむ理由
ハンバーグが焼いている時に膨らむ理由は、内部に含まれる水分や空気、脂肪が加熱されて膨張するからです。ひき肉をこねる時、肉の繊維の間に空気が入り込みます。この空気は焼くことで温められ、膨らむためハンバーグがふっくらとします。
また、ハンバーグには卵やパン粉が使われることが多いですが、これらもハンバーグが膨らむ理由のひとつです。卵は熱で固まると同時に中に空気を含んで膨張し、パン粉は水分を吸収して膨らみやすくなります。
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さらに、焼く時に肉の中の水分が蒸気となり、脂肪も溶けて広がることで内部から圧力がかかり、ハンバーグ全体が膨らむのです。
料理本などでは、ハンバーグを成形する際に「両手でタネをキャッチボールするように移動して空気を抜く」と書かれていますが、空気を抜いても水分や脂肪が含まれているので、大抵は焼くと膨張します。綺麗な膨らみにするコツは、成形時に中心を軽くへこませることです。これにより熱が均一に入りやすくなり、ふっくらした仕上がりになります。
ハンバーグがひび割れて崩れる原因
ハンバーグを焼くと、ひび割れて崩れてしまうことがあります。その主な原因は、材料の状態や調理方法にあります。まず、タネが十分にこねられていないと、肉の繊維がしっかり結びつかず、焼くときの熱や中の水分の圧力に耐えられません。その結果、表面にひびが入りやすくなります。
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次に、つなぎの卵やパン粉の量が少ない場合も、肉同士をまとめる力が弱まり、割れや崩れが起きやすくなります。さらに、火加減も大切です。強火で一気に焼くと表面だけが急に固まり、中の水分が蒸気となって膨張しますが、外に逃げ場がなくなり、ひび割れや肉汁の漏れにつながります。
また、成形後にハンバーグの表面が乾燥してしまうと、焼いたときに硬くなった外側が中の圧力に耐えられず割れやすくなります。これらを防ぐには、卵やパン粉を適量使い、タネをしっかりこねることが重要です。また、焼くときは中火から弱火でじっくり火を通し、成形時に中央を少しくぼませることで中まで均一に熱が伝わりやすくなります。こうしたポイントを押さえれば、ひび割れずに形がしっかりしたハンバーグに仕上がります。
松阪牛のハンバーグ
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