豆腐はもともと精進料理で作られていたもので、庶民に普及したのは江戸時代のことです。全国各地には様々なご当地豆腐がありますが、その中でもちょっと変わった美味しいご当地豆腐を4つ紹介します。記事の後半では、沖縄県のご当地豆腐である「ゆし豆腐」の作り方も紹介しているので、合わせてご覧ください。
おすすめのご当地豆腐4選
山うにとうふ(熊本県)
熊本名物の「山うにとうふ」は、豆腐を半年ほど味噌漬けにしたもので、まるでウニのような濃厚な味わいが特徴です。
豆腐の味噌漬けは800年以上前から伝わる郷土料理で、昔は貴重な保存食でした。
とうふちくわ(鳥取県)
鳥取名物の「とうふちくわ」は、木綿豆腐と白身魚のすり身を7対3の割合で混ぜて蒸しあげたもので、ちくわに豆腐を使用するのは、全国的にも類を見ないものです。
通常のちくわは、原料の魚肉の味が強いですが、鳥取名物の「とうふちくわ」は、豆腐の風味があり、ふんわりと柔らかい食感が特徴です。
Sponsored Links
豆腐カステラ(秋田県)
秋田名物の「豆腐カステラ」は、豆腐を絞って水分を切ってから、卵や砂糖などを混ぜ合わせてカステラのように焼いたお菓子です。
秋田名物の「豆腐カステラ」の食感は、通常のカステラよりもしっとりしていて、豆腐の風味が感じられます。
ゆし豆腐(沖縄県)
沖縄県の豆腐と言えば、島豆腐が有名ですが、ゆし豆腐は、にがりを入れてから島豆腐になる前の状態のものです。
ゆし豆腐は、固まっていないフワフワの状態の豆腐で、「ゆ」という水分と油分の混ざり合った液体に浸かっています。この液体は大豆の出汁のようなもので、とても美味しいです。温めたゆし豆腐を、「ゆ」ごとすくって食べるのが定番です。実はゆし豆腐は、家庭でも簡単に作ることができます。
Sponsored Links
ゆし豆腐の作り方
<材料-4人分>
豆乳・・・500ml(無調整・10%以上)
にがり・・・小さじ1
水・・・小さじ1
塩・・・1g
まずは、鍋に入れた豆乳を約80℃に温めます。そして、にがり、水、塩を混ぜ合わせた液体を温めた豆乳に入れます。
ヘラなどで10秒間混ぜてから、鍋のフタをして10~15分間放置しておくと、ゆし豆腐の完成です。
作り方のポイントは、無調整・10%以上の豆乳を使うということだけです。
Sponsored Links
おすすめの記事
和歌山ラーメンはなぜ早寿司を食べる?車庫前系と井出系の特徴の違いとは?