昔ながらの中華そばを思わせるような、どこか懐かしい味の「高山ラーメン」。本記事では岐阜県高山市のご当地グルメ「高山ラーメン」の特徴について紹介します。
高山ラーメンの特徴
高山ラーメンは、岐阜県高山市のご当地ラーメンで、飛騨高山ラーメンや飛騨ラーメンと呼ばれることもあります。現地では、高山ラーメンを「中華そば」と言ったり、「そば」と言ったりするので、高山ラーメンを提供するお店ののれんには、ラーメンではなく中華そばと書かれていることも少なくありません。
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岐阜県観光連盟が運営する「岐阜の旅ガイド」というサイトには、高山ラーメンの発祥について次のようなことが記載されています。
高山ラーメンの発祥は、昭和13年(1938年)に「まさごそば」が屋台で売り出したものが始まりと言われ、現在では30店舗以上のお店が「高山ラーメン」を提供しています。(引用元:岐阜の旅ガイド 飛騨高山ご当地グルメ!~高山ラーメン(中華そば)6選~)
「まさごそば」の高山ラーメンの特徴は、醤油スープに極細縮れ麺、具材はチャーシューとメンマとネギの3種です。極細縮れ麺は、やや平たい形状をしていて、スープに絡みやすくなっています。
スープは鶏ガラ出汁に、鰹節や昆布などの魚介の和出汁を加えたあっさり系です。見た目は濃い目の醤油スープなのですが、味は見た目ほど濃い感じではなく、あっさりとした味わいです。昔ながらの醤油味の中華そばと言うとイメージしやすいのではないでしょうか。
高山ラーメンは朝と夜で味わいが変わる?
通常のラーメンはスープとタレを別々に作ることが多いですが、高山ラーメンは鶏ガラスープと醤油味のタレを1つのずんどうに入れて煮込むのが特徴です。
高山麺類業組合の鈴木雅成組合長(68)によると、「飛騨高山中華そば」には緩やかな定義がある。まず、スープは魚介だしをベースにしたしょうゆ味。麺は細麺で、具はシンプルにネギ、チャーシュー、メンマだけ。スープを一つのずんどうで煮込むため、朝と夜で味が変わるのがまた味わい深い。鈴木さんは「かっちりと決まっているわけではなく、そういうふうに教えられてきただけだけど」と笑う。(引用元:47NEWS 「高山ラーメン」誕生の秘密 名付けた人判明)
スープの作り方は店舗によって異なりますが、高山ラーメンの伝統的な製法は、スープとタレを1つのずんどうで煮込みます。当然ですが、このような製法を行うと、朝はあっさり味で、夜は深みのある味わいに変化していきます。
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高山麺類業組合の組合長さんがおっしゃっているように、朝と夜で味が変わるのがまた味わい深いわけで、これを含めて高山ラーメンの楽しみなのだということが分かります。現地に行く機会がある方は、朝と夜の高山ラーメンを食べ比べてみてはいかがでしょうか。高山ラーメンはあっさり系の醤油ラーメンなので、朝からでも食べたくなる味です。
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