山形県河北町では、肉そばを常温で食べる「冷たい肉そば」と呼ばれる名物料理があります。本記事では、「冷たい肉そば」には何肉が使われているのか?そして、山形県民は温かい肉そばは食べるのか?など、「冷たい肉そば」に関する素朴な疑問を回答していきます。
山形県の「冷たい肉そば」には何肉が使われてる?
山形県河北町の名物料理「冷たい肉そば」には、鶏肉が使われています。使用される鶏肉は、肉が硬めの親鶏が良いとされています。
肉そばと言うと関東では豚肉、関西では牛肉が主流ですが、山形県では肉そばに鶏肉を使用するのが一般的です。「冷たい肉そば」と言っても、冷やしラーメンのようにスープに氷が浮いているわけではなく、常温で肉そばを食べます。
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山形県河北町の「冷たい肉そば」のつゆは鶏骨だしです。豚や牛とは違い、鶏のつゆはあっさりとしているので、常温で食べても脂が固まることがありません。さらに、温かいつゆよりも冷たいつゆの方が、そばが伸びにくいという特徴もあります。
山形県では温かい肉そばは食べるの?
もちろん、山形県民も温かい肉そばを食べます。今では「冷たい肉そば」は山形県内の各地で提供されていますが、もともとは山形県河北町で食べられていた河北町の名物料理です。ただし、河北町の「冷たい肉そば」は、夏季限定の冷やしラーメンとはちょっと違います。
河北町でそばと言ったら、天ぷらそばでも、タヌキそばでも、月見そばでも、ざるそばでもなく、冷たい肉そばです。雪が深々と降り積もる寒い冬でも町民の8,9割のお客さんは冷たい肉そばを食べるのです。(引用元:かほく冷たい肉そば研究会)
以上の内容のように、暑い夏場だから「冷たい肉そば」を食べるというわけではないのです。むしろ、冬場に冷めても美味しいのが河北町の「冷たい肉そば」の特徴です。
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山形県の内陸部は有数のそばどころで、「冷たい肉そば」が名物の河北町は、山形県のほぼ中央部に位置します。「冷たい肉そば」は通販でも楽しめるので、そば大国山形の味をご自宅で味わってみてはいかがでしょうか。
山形県河北町の郷土食「冷たい肉そば」
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