ゆで卵を作って保存する時に、あなたは殻付きのまま保存しますか?それとも殻なしのゆで卵を保存しますか?実は、殻付きと殻なしで、賞味期限が3倍も違います。本記事では、ゆで卵のの賞味期限(常温保存・冷蔵庫)について紹介します。
殻付きゆで卵と殻なしゆで卵の賞味期限の違い
卵の殻の表面にある「クチクラ」という薄い膜は、細菌の侵入を防ぐ働きがあります。そして、卵白に含まれている「リゾチーム」という酵素は、細菌が増殖するのを防ぐ効果があります。
卵を加熱することで抗菌作用のあるリゾチームが壊れてしまうので、ゆで卵は生卵と比べると日持ちしにくいです。ゆで卵の殻をむいた後はクチクラという薄い膜が取り除かれているので、細菌が入り込みやすくなるので、さらに賞味期限が短くなります。
ですから、卵の賞味期限の違いは、「生卵 > 殻付きゆで卵 > 殻なしゆで卵」の順に保存期間が短くなっていくということになります。
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【常温】ゆで卵の賞味期限の目安
殻付きのゆで卵・・・3日程度(冬場で日の当たらない場所のみ)
食中毒の原因菌は、10℃以上で増殖しはじめて、37~40℃で最も増殖しやすくなります。夏場に常温でゆで卵を保存した場合は、12時間もかからずに菌が繁殖すると思われます。
そのため、ゆで卵の常温保存は食中毒の原因になるため避けるべきです。常温保存で食中毒のリスクを高めるよりは、冷蔵庫で保存した方が良いでしょう。
【冷蔵庫】ゆで卵の賞味期限の目安
殻付きゆで卵・・・3~4日程度
殻なしゆで卵・・・1日程度
味付け卵・・・7~10日程度
以上の内容は、家庭でゆで卵を冷蔵庫保存する場合の賞味期限です。家庭料理で作ったゆで卵はゆで時間にむらがあるので、この程度が賞味期限の目安になります。いつヒビがはいったのか分からないものは食べるのを控えたほうが良いです。
しっかり硬くゆでた場合はもっと長持ちしますが、硬くゆで過ぎたものはあまり美味しくありません。
硬くゆでた場合5℃で2~3ヶ月、10℃では3週間、室温(25℃以上)3~7日間程度の賞味期限。殻を剥いた場合は殻付きの3分の1から2分の1程度の賞味期限。(参考資料:株式会社 光琳 発行「卵-その化学と加工技術」)
卵-その化学と加工技術
冷蔵庫で保存しても、やはり殻なしゆで卵よりも殻付きゆで卵の方が長持ちします。ただし殻なしゆで卵でも、味付け卵にすると賞味期限が長くなります。
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味付け卵の作り方
①殻をむいたゆで卵をビニール袋に入れます。
②ゆで卵の入った袋にダシ汁をひたひたになるまで入れます。(ダシ汁は酢1:めんつゆ2の割合)
③空気を抜いて袋を密封し、冷蔵庫で保存します。
④冷蔵庫で1日程度漬け込むと味付き卵の完成です。
ゆで卵メーカー
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