島根県民のソウルフード「赤てん」は、赤い蒲鉾に衣をつけて油で揚げたものです。それでは、赤てんの中身はどのような原料が使われているのでしょうか。本記事では、島根名物の赤てんの中身と食べ方について紹介します。
島根名物「赤てん」の中身は?
赤てんとは、魚肉のすり身に赤唐辛子を練り合わせたものに、パン粉で衣をつけて油で揚げた食べ物です。赤てんは、戦後間もない頃に島根県浜松市の蒲鉾店で考案され、今では島根県内のほとんどのスーパーで赤てんが販売されている島根県民のソウルフードです。
浜松市は日本海に面した水産都市で、蒲鉾などの水産加工品の製造販売が盛んです。新鮮な魚介類が原料として用いられる浜松市の赤てんの中身は、主にスケトウダラのすり身が使われいます。
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赤てんは、スケトウダラのすり身に赤唐辛子が練り込まれているので、後味がピリっと辛いのが特徴です。赤てんは、パン粉のサクサク食感と、唐辛子のピリ辛な味わいで、ご飯が進むこと間違いなしのご当地グルメです。
赤てんは魚肉のすり身と赤唐辛子でできているので、中身は赤い蒲鉾なのですが、真っ赤な見た目ほど激辛ではなく、ピリッと後味が少し辛い程度です。赤てんが赤い理由は、赤唐辛子が使われているだけではなく、赤色3号と赤色106号という合成着色料が使われているからです。
赤てんの食べ方
島根名物の赤てんは、もちろんそのまま食べても美味しいですが、お好みでマヨネーズや生姜醤油、ウスターソースなどをつけて食べても美味しくいただけます。地元では赤てんにマヨネーズをつけるのが定番の食べ方で、マヨネーズをつけることで赤てんの辛味がマイルドになります。
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赤てんをオーブントースターで軽く焼いてから食べると、パン粉の衣がサクサク食感になるのでおすすめです。
その他の食べ方は、赤てんを食べやすい大きさにカットして、炒め物の具材に使っても良いですし、うどんに赤てんをトッピングしても良いです。カツ丼のように赤てんを卵とじにしても美味しいです。
調理するのが面倒な方は、温かいご飯の上に赤てんをのせて食べるだけでも、赤てんの美味しさを十分に味わえます。
赤てん
他県には、赤てんと同様に魚肉のすり身にパン粉をつけて油で揚げた「魚ロッケ」というご当地グルメもあるので、気になる方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

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