横浜中華街に行ったら食べておきたい料理と言えば、肉まんや小籠包など様々なものがありますが、その中でも筆者がおすすめしたいのは「中華粥」です。中国の一部の地域では、朝食としてお粥を食べる「朝がゆ」という習慣があり、横浜中華街でも中華粥を朝から食べるのがおすすめです。そもそも中華粥と日本のお粥は調理法が異なります。まずは、中華粥と日本のお粥の違いについて確認していきましょう。
中華粥と日本のお粥の違いとは?
日本のお粥は、風邪をひいた時や胃腸の調子が悪い時に食べるイメージが強いですが、中華粥は朝食として習慣的に食べるという違いがあります。
そもそも日本のお粥と中華粥では、それぞれの調理法が違います。日本のお粥は、研いた米に多めの水を加えて炊き上げたシンプルなものですが、中華粥は肉や魚介類を加えた出汁で米を炊き上げます。
Sponsored Links
広東風の中華粥では、米に油を絡ませてから、沸騰した鶏がらスープに米を入れ、肉や魚介類を加えてから、米粒が割れるまで長時間(3~4時間程度)煮込みます。日本のお粥はドロッとした食感ですが、中華粥はサラサラした食感という違いがあります。
日本では、春の七草を入れた七草粥というものがありますが、中華粥の具材はもっとバラエティ豊富です。中華粥は、鶏肉やホタテ、白身魚などを加えて炊いたり、炊き上がった中華粥に、ザーサイや香菜などを薬味として添えます。中華粥を食べる際には、揚げパンなどの点心(軽食)と一緒に食べることもあります。
横浜中華街の「朝がゆ」がおすすめ!
朝がゆとは、朝食として食べるお粥のことです。中華料理では、体を温めることが健康につながるという考え方があり、食欲のない朝に温かい中華粥を食べることは、体に良いとされています。
横浜中華街では、中華粥を提供する名店が数多くありますが、その中でも筆者がおすすめしたいのは「謝甜記(シャテンキ)」です。謝甜記は、いつも行列ができる人気店ですが、早めに出かけて朝がゆを食べにいくと、そんなに待たずに済みます。
謝甜記本店は、横浜中華街の大通りにある昭和26年(1951年)創業の中華粥専門店です。謝甜記本店から徒歩2分ほどの場所に「謝甜記貮号店(シャテンキ2ごうてん)」もあります。謝甜記本店と謝甜記貮号店のお店の前にある、大きなサンタクロースの置物が目印です。
Sponsored Links
謝甜記本店の営業時間は10時から開店しますが、謝甜記貮号店は平日8時半から、土日は8時から営業しています。開店時間の少し前を狙って朝がゆを食べにいくと、そんなに待たずにお店に入ることができます。
とは言え、開店前に行っても多少は行列ができていることがあるのですが、店内にお客さんがいない状態で並んでいるので、開店したらすんなり朝がゆを食べることができます。
営業時間や料理のメニューの詳細は、「謝甜記貮号店WEBサイト」でご確認ください。
謝甜記本店
謝甜記貮号店
Sponsored Links
おすすめの記事
広島「あなごめし」と穴子丼の違いは?アナゴはウナギの代替品ではない!