香川県はオリーブの生産量が全国1位を誇り、全国シェアは8割以上を占めています。オリーブは香川県の県花と県木に指定されるほど、県民に愛されている植物です。それでは、なぜ香川県はオリーブの生産量が多いのでしょうか。本記事では、香川県でオリーブ栽培が盛んな理由と、小豆島のご当地グルメ「食べるオリーブオイル」を紹介します。
香川県はなぜオリーブの生産量が多いのか?
香川県内でオリーブ栽培が盛んな地域は、小豆島町や三豊市、土庄町などで、小豆島は日本で最初にオリーブ栽培が行われた場所として有名です。
それでは、なぜ香川県はオリーブの生産量が多いのでしょうか。その理由は、香川県の気候と風土がオリーブ栽培が盛んな地中海沿岸とよく似ているためです。香川県のオリーブ栽培が盛んな地域は、丘陵地であるため水はけが良く、夏の強い日差しで乾燥しやすい点がオリーブ栽培に適しています。
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香川県を代表する特産品のひとつであるオリーブオイルの品質向上を目的に、小豆島ではNPO法人「小豆島オリーブ協会」より香川県産のオリーブオイルの品評会が毎年行われています。香川県産のオリーブオイルは、果実の生産だけではなく、採油技術も優れたものが数多くあります。
小豆島の「食べるオリーブオイル」
こちらの商品は、瀬戸内海のちりめんじゃこをカリカリに焙煎し、タマネギや唐辛子など12種類の素材を使用した、食品添加物未使用のオリーブオイル漬けです。地元の食品メーカーである「小豆島 庄八」が、ご飯のお供として考案した人気商品です。
この「食べるオリーブオイル」は、ご飯にのせても良いですし、トーストに塗ってもパスタにあえても美味しくいただけます。たっぷりと入ったちりめんじゃこの旨味と唐辛子の辛味が、オリーブオイルによってマイルドな味わいになっています。
実は「食べるオリーブオイル」には、スペイン製造のオリーブオイルが使われています。近年の少子化の影響で農業離れが進む中、小豆島で栽培したオリーブだけでは、一年を通して日本の市場にオリーブオイルを供給することが困難になっているのが現状です。
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そこで小豆島のオリーブ農家の中では、オリーブ大国であるスペインの農園に果実の生産を委託して、小豆島の優れた採油技術や基準でオリーブオイルを加工するという試みがなされています。
そのような加工方法で作られた小豆島のオリーブオイルの中には、「緑果(りょっか)」と呼ばれる熟す直前の果実を搾った辛口のオリーブオイルもあるので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
緑果オリーブオイル
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