坊ちゃん団子の中身は?黄色の団子は何味?

愛媛県松山市の名物「坊ちゃん団子」は、緑・黄(または白)・茶の3色団子です。緑色の団子は抹茶、茶色の団子には小豆が原料として使われていますが、黄色の団子の中身は何が使われているのでしょうか?そして黄色の団子は、どんな味がするのでしょうか?

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坊ちゃん団子の中身は?

坊ちゃん団子,中身,黄色,何味,画像4

坊ちゃん団子とは、愛媛県松山市にある明治16年創業の老舗和菓子店「つぼや菓子舗」の店主が考案した銘菓です。つぼや菓子舗は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場する団子屋のモデルになったことで知られています。

小説「坊っちゃん」の中で、「大変うまいと云う評判だから、温泉に行った帰りがけに一寸食ってみた」と登場するこの団子は、「湯晒し団子(ゆざらしだんご)」と呼ばれるもので、小豆飴のみの団子でしたが、それをもとにつぼや菓子舗の2代目店主が、緑(抹茶)・黄(卵)・茶(小豆)の3色の餡で餅を包み串に刺した坊ちゃん団子を考案しました。

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緑・黄・茶の3色の坊ちゃん団子は、道後温泉のお土産として定着していくのですが、つぼや菓子舗の坊ちゃん団子は、2005年から黄身餡を止めて白餡に変更したため、緑(抹茶)・白(白いんげん豆)・茶(小豆)の3色の坊ちゃん団子に変わりました。つぼや菓子舗が提供する坊ちゃん団子の中身は次の通りです。

原材料名:生餡(北海道産しゅまり小豆、北海道産大手亡豆)、砂糖、水飴、抹茶(引用元:つぼや菓子舗WEBサイト

つぼや菓子舗の坊ちゃん団子は、黄身餡から白餡に変更したことで、卵、牛乳、着色料が不使用になり、お子様でも安心できるお菓子に生まれ変わりました。

ただし、松山市内には坊ちゃん団子を提供する製菓会社が複数あり、つぼや菓子舗以外では、黄色い団子を使った坊ちゃん団子が提供されています。そのため、愛媛県松山市の名物の坊ちゃん団子と言えば、緑・黄・茶の3色団子というイメージが今でも残っています。

坊ちゃん団子の黄色の団子は何味?

坊ちゃん団子,中身,黄色,何味,画像2

松山市内にあるいくつかの製菓会社の中で、最も早くから坊ちゃん団子を提供しているのはつぼや菓子舗ですが、お土産屋や売店で最もよく売られているのは、「うつぼ屋」の坊ちゃん団子です。

うつぼ屋で提供しているのは、緑・黄・茶の3色の坊ちゃん団子ですが、実は、黄色の団子は、卵を使った黄身餡ではなく、つぼや菓子舗の元祖坊ちゃん団子と同様に中身は白いんげん豆を使用しています。

ですから、うつぼ屋の坊ちゃん団子の黄色の団子は何味かと言うと、白いんげん豆を原料とした白餡のほのかに甘い味です。

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うつぼ屋の黄色い坊ちゃん団子には、クチナシ黄色素が使用されています。クチナシ黄色素は、クチナシの果実から抽出した黄色い色素で、身近な食べ物で言うと、きんとんの着色にも使われている植物由来の着色料です。

つぼや菓子舗の元祖坊ちゃん団子にも、2005年以前は黄色い団子に極々微量の黄色4号という合成着色料が含まれていました。現在は、安心安全を考慮して、完全無添加の緑(抹茶)・白(白いんげん豆)・茶(小豆)の3色の坊っちゃん団子を提供しています。

坊ちゃん団子

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