お茶の実の油「茶の実オイル」は、オリーブオイルと比べてオレイン酸が豊富に含まれています。オレイン酸は、冬の乾燥対策に役立ちます。またティーオイルは食用油として料理でも使えます。本記事では、茶の実オイルの作り方と使い方について紹介します。
茶の実オイルとは
お茶の木は、冬でも葉を落とさない常緑樹です。お茶は、つばきの仲間でツバキ科です。お茶の花は、白く可憐な花が秋に咲きます。花が落ちるとお茶の種が実り、これを絞ると茶の実オイルができます。
緑茶農園では、お茶の葉の栄養成分を保つために、花を咲かせないように育てるのが一般的です。ですから、緑茶農園の場合はほとんど種ができません。
お茶の木は、緑茶用の他にも生垣用に育てることがあります。生垣用のお茶の木には、白い花が咲き、種もできます。
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茶の実オイルの作り方
まずは、お茶の実の硬い殻(外皮)をペンチなどを使って割って中身を取り出します。殻を取ったお茶の実を弱火で15分ほど煎ると油が出やすくなり、風味も良くなります。
煎ったお茶の実を油絞り器を使ってオイルを絞っていきます。油絞り器は、家庭用の物が販売されているので、手軽にシードオイルを楽しむことができます。
お茶の実を焙煎してから絞ったものと、生のままの実を絞ったものの2種類作ってみると茶の実オイルの使い分けができて良い。
家庭用手動式オイル搾り機
オイル搾り機用テーブルマウント
茶の実オイルの使い方
茶の実オイルを野菜炒めやサラダにかける
野菜炒めを調理する時に炒め終わったら火を止めて、最後にティーオイルを回しかけると風味が良くなります。
サラダの場合も、食べる直前にサラダにティーオイルをかけると美味しくいただけます。
お茶の実の食用油は、料理に加えるとまるでナッツのような香ばしい風味が楽しめます。
スープに茶の実オイルを加える
コンソメスープにティーオイルを小さじ1杯加えて飲むと、抗酸化作用のある良質な油を手軽に摂取することができます。
ティーオイルが浮かんだスープは、味もまろやかになり風味が良くなります。
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茶の実オイルのバーム
茶の実オイルは料理だけではなく、コスメとしての使い方もできます。固めのクリーム「バーム」は、肌や髪に使えるコスメです。バームは万能な油なので、乾燥する時期に肌や髪などを保湿することができます。
<材料>
茶の実オイル・・・20g
ミツロウ・・・3g
茶の実オイルのバームの作り方はとても簡単で、茶の実オイルを湯煎しながらミツロウと混ぜるだけです。茶の実オイルとミツロウを溶かして混ぜたら、容器に移して冷ませば出来上がりです。
手の指先や髪の毛先など乾燥して傷みやすい部分に茶の実オイルのバームを塗って保湿すると良いでしょう。冬の乾燥には良質な植物油がかかせません。なかでも茶の実オイルは知る人ぞ知る美容・健康に良い植物油です。
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