寒い時期は鍋料理が美味しい季節です。メインは鍋でも、その後のしめ料理も楽しみたい。魚介ベースの寄せ鍋の残り汁は、実はパエリアを作るための最適なスープになります。残った汁を使って、パエリアに美味しくリメイクしてみてはいかがでしょうか。本記事では、寄せ鍋の残りをリメイクする方法を紹介します。まずは、鍋の汁が足りない時の増やし方を確認していきましょう。
鍋の汁が足りない時は？
鍋料理が美味し過ぎて汁を飲み過ぎてしまい、いざ鍋のしめ料理を作る際に、肝心の汁が足りないということがよくあります。ここでは、鍋の汁が足りない時の汁の増やし方を紹介します。
残り汁が少ない場合は、同じ鍋の汁を作りなおさなくても、どこの家庭でもある身近な調味料を使えば、簡単に汁を増やすことができます。
醤油味（寄せ鍋など）
醤油味の鍋の場合は、めんつゆを使って鍋の汁を増やしていきます。ストレートタイプのめんつゆを2倍に薄めて鍋に加えると、しめ料理に使えます。
味噌味（石狩鍋など）
味噌系は煮詰まりやすいので、大抵の場合は少し水で薄めるだけで大丈夫です。水を入れ過ぎて味が薄いと感じたら味噌を加えてください。
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寄せ鍋の残り汁でリメイク！しめのパエリア
パエリアといえば、魚介などでスープを作って、お米を炊いたり、具材もたくさん使って作るのが大変なイメージですが、魚介や野菜の出汁が効いた鍋の残り汁を利用すれば簡単にできます。
鍋料理の残り汁とはいえ、鍋の中には魚介や野菜の旨味がギュッと詰まっているので、これを使わないてはないのです。寄せ鍋の汁は、魚介の旨味がたっぷりなのでパエリアに使う魚介スープの代わりになります。
パエリアの作り方
生米を30分ほど水に浸しておきます。寄せ鍋を食べ始まる頃から生米を水に浸して準備しておくと良いでしょう。
生米を水に浸しておくと、たくさんの水分を吸収するため、短時間でパエリアらしい食感に仕上がります。
＜材料（4人分）＞
寄せ鍋の残り汁400ml
米1合
カレー粉小さじ1/8
パエリアに使う寄せ鍋の残り汁は、お米がしっかり浸るくらいがベストです。鍋の汁が足りない時は、めんつゆを2倍に薄めて加えておきましょう。
鍋の残った具はそのまま使います。鍋用に切ってしまって余った野菜や残った魚介類があれば、パエリア作りに使っても良いです。余った具材がしめ料理で使えるので、とても経済的です。さらにプチトマトを入れて彩りを加えるのも良いでしょう。
具材を鍋に入れた後に、カレー粉を入れると、色や香り付けになります。そもそも本格的なパエリアはサフランを加えて色づけや魚介類のにおい消しをするのですが、家庭でサフランはなかなかないと思うので、カレー粉で代用します。
あとは土鍋の蓋をして中火で15分ほど加熱します。土鍋を使うと、鍋全体で包み込むように温めるので、通常の半分ほどの時間で炊きあがるというメリットがあります。
そして、最後に土鍋の蓋をとった状態で、水分が飛ぶまで中火で加熱します。水分を飛ばすことでパエリアらしいパリッとした食感に仕上がります。
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定番のしめ料理！ふわふわの卵雑炊
鍋のしめ料理といえば、定番メニューが雑炊です。ここでは卵雑炊の卵をふわふわに仕上がる作り方を紹介します。
卵雑炊の作り方
＜材料（2人分）＞
鍋つゆ400ml
冷やごはん0.5合
卵2個
万能ねぎ適量
冷やごはんを水で洗いぬめりを取ります。
鍋の中の残り汁が沸騰したらごはんを入れます。
次に溶き卵を入れるのですが、ふわふわの卵雑炊にするためには、卵の溶き方に注意する必要があります。卵の溶き方ひとつで、ふわふわで美味しい鍋の汁を濁らせない卵になるのです。
卵を溶く時はフォークを使います。白身の部分を切るように混ぜることがポイントです。白身をフォークで持ち上げるように溶いていくと、フォークの歯と歯の隙間から白身が流れ落ち、上手に白身を切ることができます。初めはドロドロとしていた白身が、フォークの歯の間をさらさらと流れ落ちるようになれば、白身が細かく切れて混ざり合っている証拠です。
溶き卵ができたら、ご飯の入った鍋に流し込みます。溶き卵を混ぜる時は、卵と汁が混ざらないように優しくかき混ぜていくのがポイントです。
ふわふわの卵とごはんが絡み合うようになったら、火を止めて土鍋の蓋をします。20秒ほど蒸らしたら切った万能ねぎをかけて完成です。米の粘りが出過ぎず、卵がふわふわ、汁も澄んだ状態の絶品卵雑炊の出来あがりです。
〆まで美味しい 鍋つゆ（4種セット）
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