広島県には、「広島ラーメン」と「尾道ラーメン」という特徴が異なる2つのご当地ラーメンがあります。本記事では、広島ラーメンと尾道ラーメンの特徴の違いや発祥について紹介します。
広島ラーメンと尾道ラーメンの違い
広島ラーメンの特徴
広島ラーメンは、広島市を中心に広島県の西部で食べられているご当地ラーメンです。戦後間もない頃の広島では、中国人が営む屋台で中華そばが提供されていました。その味に感銘を受けた日本の料理人が「しまい」という屋台で、現在の広島ラーメンの基本形を考案しました。
広島ラーメンは豚骨醤油スープが基本です。白濁した豚骨スープに醤油ダレを加えることで、白く濁った茶褐色の豚骨醤油スープになります。
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広島ラーメンは豚骨スープでありながら、あっさりとした味わいが特徴です。昔ながらの中華そばと白濁豚骨スープが混ざり合った、まろやかな優しい味のご当地ラーメンです。
広島ラーメンの麺は中細麺が主流で、具材は、煮豚のチャーシュー、ネギ、茹でたモヤシ、シナチクを使用します。
広島ラーメン(320g×3袋)
尾道ラーメンの特徴
尾道ラーメンは、尾道市を中心に広島県の東部で食べられているご当地ラーメンです。広島県西部の広島ラーメンと、広島県東部の尾道ラーメンという位置的な違いがあります。
広島県東部から岡山県西部にまたがる備後地方は、広島市を中心とする広島西部と文化圏が異なり、それぞれのご当地ラーメンの味も違います。
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尾道ラーメンは、戦後間もない頃に台湾出身の料理人が営む屋台で提供されていた中華そばが始まりです。その後、この料理人は尾道市に「朱華園」というお店を構えますが2019年に閉店し、現在はその親族が中華そば「朱」というお店を開店し、元祖尾道ラーメンの味を受け継いでいます。
尾道ラーメンは、豚の背脂を浮かべた醤油ベースのスープが特徴です。豚の背脂の塊がボツボツと浮いてる尾道ラーメンの見た目は、白濁した豚骨醤油スープの広島ラーメンとは全く違います。
尾道ラーメンの麺は平打ち麺で、具材は、煮豚のチャーシュー、ネギ、シナチクが基本です。広島ラーメンはこれらの具材に加えて茹でたモヤシを使うのが特徴なので、使用する具材も広島ラーメンと尾道ラーメンでは違います。
尾道ラーメン(4人前 2箱セット)
尾道ラーメンの名店 中華そば「朱」
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