青森駅からほど近い青森魚菜センターで味わえる「元祖 青森のっけ丼」。好きな具材を好きなだけご飯にのせる、あの楽しさにハマった方も多いはず。
でも実は、このシステムのルーツが北海道にあるのをご存知でしょうか。さらに青森県内にも、もう一つの個性派丼が存在します。今回は「元祖 青森のっけ丼」を入り口に、全国に広がる「自分で作るオリジナル丼」の世界をご案内します。
元祖の名にふさわしいシステム「元祖 青森のっけ丼」

青森市民の台所・古川市場(青森魚菜センター)の名物がこの丼。まず案内所で食事券(チケット)を購入し、「赤い案内所」または「赤い看板(旗)」のお店でご飯と交換、続いて「青い看板(旗)」の約30店舗を回りながら好みの刺身や惣菜、お肉などを食事券と交換していきます。
ネタの種類やグレードによって、チケット1枚〜複数枚を消費していくシステムなので、初めてでも計算しながら予算内で楽しめるのが魅力。市場ならではの活気ある呼び込みも、旅の醍醐味です。
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実はここがルーツ!釧路・和商市場の「勝手丼」

のっけ丼のようなスタイルの原点とされるのが、北海道釧路市・和商市場の「勝手丼」。1980年代、オートバイで道内を旅する若者たちが増えた頃、懐の寂しい旅人を見かねた鮮魚店の主人が、市場の惣菜店で買った白いご飯にわずかずつ海産物を分けて盛りつけてあげたのが始まりと伝わります。この温かい口コミが評判を呼び、やがて市場全体のスタイルとして定着しました。
システムも青森とは対照的。チケット制ではなく、ご飯と具材をそれぞれの店で現金や電子決済で直接精算する、まさに「その場の市場感」がリアルに味わえるスタイルです。
八戸・八食センターでも楽しめるお店独自の「海鮮丼」
同じ青森県内、南部地方の中心・八戸市にある巨大市場「八食センター」。実はここでも、自分好みにカスタマイズできる丼の文化が息づいています。
かつて八食センターでは、市場全体を巻き込んだ「お好み丼」や「マイ海鮮丼」といったセルフ丼サービスが企画・実施されていた時期がありました。現在の体験型グルメの主役は、買った食材をその場で炭火焼きにする「七厘村」へと移り変わりましたが、セルフ丼の遺伝子は今も残っています。
現在も場内の一部の鮮魚店(「加賀商店」など)では、店頭でご飯を販売し、小皿に盛られた好きなネタを自由に選んで乗せていく、お店独自の「のっけ丼」スタイルを提供中。八戸港直送の新鮮なネタをその場で乗せていく楽しさは、青森市ののっけ丼にも負けない魅力があります。
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「のっけ丼」「勝手丼」「お好み丼」何が違う?
元祖 青森のっけ丼(青森魚菜センター/青森市)

精算はチケット(食事券)制。枚数を数えながら選ぶゲーム感覚が初心者にもやさしく、青森駅から徒歩圏という好立地も魅力です。
勝手丼(和商市場/釧路市)

精算は各店での現金等による都度払い。のっけ丼スタイルすべてのルーツとされ、港町・釧路ならではの市場の活気をリアルに味わえます。
八食センターの店舗独自の丼(八食センター/八戸市)
こちらも各店での都度精算。かつて実施されていた「お好み丼」の歴史を感じつつ、現在は特定の鮮魚店でオリジナルの丼作りが楽しめます。また、食材をその場で炭火焼きにできる「七厘村」も有名です。
まとめ
自分の手で完成させる丼の楽しさは、他では味わえない格別なもの。青森のっけ丼を極めたら、次はルーツである釧路の勝手丼へ、あるいは八戸の市場文化へ——ご当地丼を巡る旅に出かけてみませんか。
のっけ丼茶漬 6個入
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