盛岡じゃじゃ麺は、わんこそば、盛岡冷麺と並び「盛岡三大麺」と称される、盛岡市民のソウルフードです。本記事では盛岡じゃじゃ麺と、一般的に食べられているジャージャー麺の発祥や特徴の違いについて紹介します。
盛岡じゃじゃ麺とジャージャー麺の違い
盛岡じゃじゃ麺の発祥と特報
現在も盛岡市内に本店と複数の分店を営む「白龍（パイロン）」の初代店主が、戦前旧満州で食べた炸醤麺（ジャージャンミェン）をもとに、日本人の味覚に合わせてアレンジしたのが盛岡じゃじゃ麺の発祥です。
盛岡じゃじゃ麺の特徴は、モチモチした食感の平打ち麺と、店ごとに味が異なる特製の肉味噌です。麺と肉味噌にキュウリやネギなどを加えて、これらを混ぜ合わせて食べます。
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中国の炸醤麺と日本のジャージャー麺はいずれも中華麺を使用しますが、盛岡じゃじゃ麺は、うどんの平打ち麺に似た独特の麺を使用するという違いがあります。
盛岡じゃじゃ麺は、食べてる途中に酢やラー油、にんにくなどを加えて、自分好みに味変する楽しみがあります。店舗によっては、東北地方ではお馴染みの調味料「一升漬け（醤油、米こうじ、青唐辛子などを漬け込んだもの）」が常備していることがあるので、他県から観光で訪れる際には、是非試してみてください。
最後に、食べ終わったどんぶりで生卵を溶き、麺のゆで汁や肉味噌、ネギを加えた「鶏蛋湯（チータンタン）」と呼ばれるスープをいただくのが盛岡流の食べ方です。
元祖盛岡じゃじゃ麺「白龍本店」
ジャージャー麺の発祥と特徴
中国の麺料理の歴史は4000年以上あり、詳細が明らかではないことが多々ありますが、炸醤麺（ジャージャンミェン）の発祥は中国の山東省とされています。
中国の炸醤麺は、豚ひき肉を黄醤（豆味噌の一種）や甜麺醤で炒めた「炸醤」を茹でた麺の上にのせて食べるのが特徴です。日本のジャージャー麺は中国の炸醤麺とは違い、中華麺に唐辛子や豆板醤など用いた甘辛い肉味噌をのせて食べます。
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日本のジャージャー麺や盛岡じゃじゃ麺に使用する肉味噌の味付けは、提供する店舗によって異なるので、それぞれの肉味噌の違いを説明することはできませんが、ジャージャー麺は中華麺を使い、盛岡じゃじゃ麺はうどんに似た独自の平打ち麺を使用するという明確な違いがあります。
盛岡じゃじゃ麺
ジャージャー麺の素
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